姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、書庫にこもりっきりで人と話すのが苦手な引きこもり侍。あるとき、藩主の松平直矩(及川光博)は、幕府に姫路から大分への国替え(引っ越し)を言い渡される。当時の”引っ越し”は全ての藩士とその家族全員で移動するという、費用と労力がとてもかかる超難関プロジェクト。
これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立つことに。
突然の大役に怖気づく春之介は、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして引っ越しの準備が始まった!

史実が小説化となり、映画化された作品。
引っ越し大名と言われる藩主がいたこと、知らなかったなー。そんなに頻繁に国替えさせられたら、それは財政も圧迫されますよ。どこまで本当か分からないけど、藩主自体はそこまで問題な人ではなさそう…というかむしろ主としては良い人でしたね。
無理矢理引っ越し侍に命ぜられた春之介。最初は本当に頼りなくて大丈夫か???としか思えなかったけど、徐々に人としても変わっていきましたねー。凄い。
春之介の頼りなさも星野さんは適役だと思いましたが(褒めている)一生君の役も合っていましたねー。闘いに関してトチ狂って暴れてる姿とか最高すぎましたよ(だから褒めてる)武士だからかドスの利いた声というか通常の声より低くしているような気がしました。暴れまわっている姿かっこよかった〜^^於蘭はとても堂々としていて凛としていてとても魅力的な女性でした。春之介の方が「不束者ですが…」って言ってるのに笑っちゃったけどピッタリ。息子ともいい関係が築けていて素敵だったな。ちょっとミュージカル調なところも好きでした。面白かった〜