シリーズ累計30万部突破!待望の第4弾。
大きなエネルギーを持ち「変容」を司る冥王星が水瓶座入りする日、満月珈琲店のメンバーは北海道の音楽祭にいた。
転職で札幌にやってきた小雪は、かつて三毛猫のマスターに出会ったことがあるという紅茶専門店のマダムに会いに行く。マダムから小樽の昔話を聞いて……。
美しいイラストと響き合う書き下ろし小説。短編「幸せなシモベ」も収録。
今回の舞台は札幌!とても細かく街並みが描かれていたのでもしや…と思ったらやっぱり、著者さんは札幌出身なのですね。身近な場所がたくさん出てきて嬉しかったです。
前回登場した小雪は何となく覚えています。満月珈琲店を訪れたことで踏み出せて良かった。ちゃんと家族と関わることが出来て良かったです。
今回はヴィーナスの過去も分かってたくさんのつながりを感じました。てっきり若くして亡くなった女性の方かと思ったんですけど…そちらでしたか。どちらも幸せになれて良かった。小雪の就職先の社長も社員もとてもいい人。そして小雪が札幌を好きになってくれて、こちらも嬉しいかったです。
この作品を読むといつも星詠みの勉強をしたくなるなーと思うんですよね。1番初めに読んだ後に関連書を読んだのですが難しくて諦めました(笑)
<文藝春秋 2022.11>2023.1.31読了