贅沢三昧、食べすぎ、ゲテモノ食い、好き嫌い、味オンチ、潔癖、健康オタク……
歴史に残る「偉業」を支えた、スゴい人たちの奇妙キテレツな食生活を紹介!
[科学者]ダーウィン、大学の授業をサボって森でカブトムシを食べる
[音楽家]ベートーヴェン、一杯のコーヒーのためにいちいち豆を厳選
[文豪]夏目漱石、お菓子を求めて家の中をウロウロ……
[政治家]ソクラテス、理想の食事を「豚の餌」と言われる
[画家]ダリ、オリーブオイルを愛しすぎて、自分の体にもかける
本書は、古今東西、様々な分野で活躍した「偉人」たちの食にまつわるエピソードを集めて紹介しています。政治、科学、文学、絵画、映画、漫画、江戸文化……様々な時代、分野で活躍していた「天才」たちは一体何を食べていたのか? どんな食習慣を持っていたのか? 彼らの食卓にスポットライトをあてることで、食の価値観のみならず、知られざる人生観や密かなこだわりに迫ります。また、彼らの食事を掘り下げていくことで、食の歴史や文化を理解することができるでしょう。食を通して偉人を知り、偉人を通して食文化を知る――。そんな、お得な一冊です。

著者さんのお名前拝見したことがあるな…と思ったら、以前「泣ける日本史」を拝読していました。そちらは「泣く」から日本史を紐解き、この作品は「食」をテーマに偉人の人生を紐解く。観点が面白かったです。
偉人の好きな食べ物や食生活は相当変じゃないと知られていないですよね^^;夏目漱石が相当な甘党とか北斎は蕎麦ばかり食べてたとかは聞いたことがありましたけど、それ以外にもまあぶっ飛んだ人がたくさんいましたね^m^
研究者や作家さんは結構両極端で面白かったですね。凄く美食な方もいれば全然食に無関心な人もいて、食が仕事のモチベーションになる人がいれば食の時間すら惜しいと思う人もいる。人それぞれですよね。

<笠間書院 2022.7>2022.12.8読了