ついに火蓋を切られる「ゲルラッハの戦い」。騎獣で駆けるローゼマインは護衛騎士に守られながら敵陣を突破! 決戦の舞台はマティアスと潜入するギーべの館へーー冷酷なグラオザムとの宿命の対決の行方は?終戦後、エーレンフェストに帰還したローゼマインは穏やかな時間を過ごす。領地に残った者たちの武勇伝を聞いたり、神殿や下町の様子を確認したり、衣装の仮縫いをしたり。だが、それも束の間、一連の首謀者たちの暗躍は終わっていなかった……。ユルゲンシュミットを揺るがす戦火の全貌を目撃せよ! 前巻に続く書き下ろし100ページ超の閑話集「エーレンフェスト防衛戦(後半)」、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!

ついに幕が下りた「ゲルラッハの戦い」ローゼマインも騎獣で応戦します。
グラオザムとの戦いは、エーレンフェストにとっては最終決戦のような形でしたけど、マティアスにとっては父親との戦いですからね…。でも、読者やローゼマインよりもマティアスは達観しているというか覚悟を決めている気がしました。緊迫した戦いなのに最後がギャグみたいな感じになるのがローゼマインっぽくて良かったですね(笑)
でも、そんな笑っている場合でもなく、ローゼマインは戦争の後遺症で魔石を見ることも触れることも出来なくなってしまった。これはアウブとなる人間にとっては致命傷で、この心の傷とどう向き合っていくか、それも気になります。
そしてエーレンフェストを守ることは達成したけど、まだ闘いは終わっていないんですよね。ローゼマインとフェルディナンドの今後の戦いも気になります。
っていうか、はたから見たら完全に2人は恋人同士に見えるよね。ローゼマインも言い訳してるけど、それは家族愛という名の愛以外の何物でもないと思うのだが…2人ともそういうところは鈍いよねー。周りがくっつけたくなるのも分かりますよ。ローゼマインも基本的には本に囲まれて生活したいが本懐だからね…。
そして本編が終わってからゲルラッハの戦いがいろんな人の視点で描かれていました。これはありがたいですね。シャルロッテが頑張っていましたねー。メルヒオールもよくやりましたよ。で、相変わらずのヴィルフリート…お前なんなん?←違う視点で見て見てるとヴィルフリートがいかに浮いているかが分かりますよね…あとディートリンデも。2人には本当に痛い目見てほしい←
次回作も楽しみです!

<TOブックス 2022.8>2022.11.11読了