本の世界をめぐる冒険 NHK出版 学びのきほん
ナカムラ クニオ
NHK出版
2020-06-25


誰も教えてくれなかった、教養としての「本の世界史」
「本が読まれなくなった」と言われる現代。でも、本当にそうなのか。本がたどってきた道のりを振り返ると、本と私たちとの新しいつながりが見えてくる。本はどのように誕生し、どう発展してきたのか。過去を学ぶことで見えてくる、本の現在、未来、そして本好でも知らない知識の数々--。本のこれまでの「きほん」とこれからの「きほん」が分かれば、読書がいっそう面白くなる。世界の事情に最も詳しい著者による、今すぐ誰かに話したくなる、学校では教えてくれない「本にまつわる教養講座」。

現代は活字離れと言われることが多いですが、こちらの本を読んで「本」という考え方が変わっただけだと書かれていてなるほどと思いました。形が本からスマホになっただけでみんな活字は追っているな、と思ったので。「インターネットが巨大な『本』」は目から鱗でした。
本にまつわる歴史が細かく丁寧に書かれています。そして分かりやすい。
紙の歴史や本が出来た経緯や図書館の在り方なども書かれていて本に関することが多岐にわたって書かれています。
本を読むのが苦手な人も、この作品は行間が広いし難しいことは書かれていないので入り込みやすいと思います。面白かったです。

<NHK出版 2020.6>2022.10.28読了