吸血鬼の一族である嵐野家。でも、現代の吸血鬼は人間社会に溶け込んでいて、人の血を吸うなんてもってのほか! 嵐野家の一人娘・弓子は親友のヨッちゃんと楽しい高校生活を送っていたが、ある朝突然「Q」というトゲトゲのばけものが出現。弓子が17歳の誕生日を迎えるまでの10日間、人の血を吸わないか監視に来たと言うのだが……。
「Q」にまつわる秘密、親友の恋の行方、そして巻き起こる大騒動の結末は……!?
ミラクル吸血鬼ストーリー!
あらすじを読まずに読み始めたのですが、吸血鬼ファミリーのお話だったんですね←今更
吸血鬼と言ったら「ときめきトゥナイト」を思い出すなーと思ったら影響を受けたかもしれないとインタビューを受けているのを見て「何!?」となりました。確かに蘭世みがあるような…ないような…←
弓子が一生懸命に人の為、Qの為に動いているのがかっこよかったです。
吸血鬼のお話だけど、青春小説でしたねー!甘酸っぱさもありつつちょっとドキドキもありつつ、そしてヨッちゃんのキャラクターも最高すぎましたね…大仏かぶって自転車乗るって何(笑)
マキメ君の作品の中では底抜けに明るい作品だったのでは…。あのバスの事故のくだりはどうなることかと思ったけど…。
最後がちょっと悔しいけど仕方がなかったのかな…。でもきっとこれから出会って始まっていく…かも知れないですよね。それに期待します^^
<新潮社 2022.8>2022.9.28読了