大正時代・帝都。歯科医の花守がある状況下で窃盗を疑われた時、現場を調査したのは不可思議な力を持つ美しい青年・白菊で……? 二人の出会いから始まる、謎めいた植物にまつわる探偵譚。

三木先生の描かれる美しい男性2人の物語が好きです(笑)
今回も植物が絡んでくる美しい男性2人の物語でした。…いや、4人かな…。
人の悪意を養分にする「異客」と呼ばれる寄生植物。その植物を枯らすことが出来る白菊。白菊のお陰で疑いが晴れた花守。2人が探偵と助手のような感じで^^帝都で巻き起こる不思議な事件を解き明かしていきます。心を開かない麗しい見目の白菊。でも花守と一緒にいることで少しずつ心を開いていきます。でも、ある事実によって白菊は花守を避け始める。避け方があからさまで読んでいるこっちは逆に可愛く感じるんですけど←花守に甘々な姉のあきも好き。可愛い。
こちらは4章からなる物語で連作短編のようなのですが、最後の事件に関しては犯人諸々意外だったな…。そう来るとは思わなかった…。
2人の今後も気になるなー。もっと読んでいたいなー。って、三木先生の本を読んでいるといつもそう思います。

<新書館 2022.1>2022.8.22読了