小樽にある高級料亭旅館〈銀の鰊亭〉の火事にまつわる騒動から一年。その事件を機に、警察を辞め、私立探偵となった磯貝公太。最初の事件は、かつての同僚が持ってきた、階下にあるギャラリー店長の夫でラノベ作家の失踪案件だった……。北海道が舞台のほろ苦ミステリー!
正直こちらの前作はあんまり覚えていないのですが…^^;それでも十分楽しめました。
探偵の磯貝と大学生の光のターンが順番に来る感じで物語は進んで行くのですが。
まさかまさか、こんなところで1つに繋がるとは!とドキドキワクワクしながら読み進めていきましたよね。割と2つのターンが繋がるのが早めなのですがそれは読者しかわからないところにもどかしさは感じましたよね^m^真相に近づけそうなのに!早く気づいて―っていう^^
まあ、意外なところで繋がるのですが。
出てくる人たちは基本的にみんないい人たちなので事件の真相は割と安心して読めたのですが。それにしてもラノベ作家の失踪案件は意外だし、依頼主たちの関係も全然気が付かなかったなー。
徹さんはどうしてあんな行動を取ったのかな…
純粋に大好きな義姉をいじめている人みたいな認識だったのかな。現場ですべてを悟ったとかある意味聡い人だったのかもしれないな…敏感というか繊細というか…
みんな幸せになってほしいなと思って読み終えました。
光のいうとおり、磯貝と文は年齢差もちょうど良いしいい関係にならなくもなさそうなんだけどどうなんでしょうね←
続編はあるのでしょうか。
光とひかるちゃんの関係も気になります。
<光文社 2022.5>2022.6.29読了