ベストセラー「怖い絵」シリーズの著者が32のモノと物語に迫る!
身分違いの恋、救いのない終焉。
少女が抱える鉢の中には愛しき人の頭部!?
ルノワール、ミュシャ、ホッパー、クリムトなど名画に描かれたアイテムをもとに、歴史の謎や闇、社会背景、画家たちの思惑を読み解きます。
絵画の中に描かれているモノから絵を考えるというのは斬新ですね。面白かったです。
最初の作品から目を引かれましたよね。海外作品なのにたくさんの提灯が描かれていました。え?近代の作品?と思ったら1885年で明治時代です。世界の万博に参加するようになって流通し始めていたんですね。面白いです。
この作品の表紙絵である「イザベラとバジルの鉢」のお話を読んでこわ…となったり^^;
「プシュケとアモル」の2人を見て可愛い…と癒されたり。やっぱり絵画って面白いな。
個人的にミュシャの「メディア」が気になりました。蛇の腕輪を購入したのがなんと日本の方で今は堺市のアルフォンス・ミュシャ館に所蔵されているとのこと!私去年行ったよー!!!知らなかった!!私その時見たかな?見た?←ちょっと覚えていないので悔しいです^^;今度行く機会があったら見て観なければ。こちらの著書が本になった経緯も面白かったです。ご縁ですね〜。
<KADOKAWA 2021.12>2022.4.11読了