![涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙(2) (角川文庫) [ 太田 紫織 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9716/9784041119716_1_2.jpg?_ex=128x128)
涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙(2) (角川文庫) [ 太田 紫織 ]
大学を休学中の青音(あおと)は、第二の故郷旭川で自分の居場所を見つけた。
バイト先は、人生の最後をコーディネートする葬儀社、ミュゲ社だ。
ある日、同僚の勇気と朱鞠内湖湖畔でキャンプをしていた青音は、放置車両に遺体を見つける。
遺体は失踪した悪役プロレスラーだった。車には指輪が遺されていたが、彼の妻の指には合わず……。
ほか、遺された愛犬、学者の父の秘密の遺産など、想いに泣けて謎に震える、遺品整理ライトミステリ!
今回は3篇からなる連作短編でしたね。
3篇とも亡くなった人の遺品がキーになっています。最初のプロレスラーが遺していた指輪は妻の指には会わないもの。誰に向けてのものだったのか。良い人だったのかどうなのか、うーん。優しすぎた人だったのかなぁ。どちらにしても本人はもういなくて。切なかったです。
2作目は亡くなった人の愛犬を青音たちが探すことになるのだけど、ここで青音と昔関わりのあった人が登場します。青音は苦手だって言ってたけど、確実にそれは好きな人にしてしまうあれですよね…?青音鈍そうだからなぁ←それに男の子が涙を流していたらとりあえずはどうした?!って驚くと思うよ…。バカにする人もいるかもしれないけどとりあえずどうした?って思うと思うよ・・・って菊香を庇ってるように言うけど特に好きなキャラクターなわけでもないんですが(ひどい)
そして物語自体も少し展開していった…のかな?もう前作で出ていた謎も忘れかけているのですが、紫苑は一体何を考えているのか、実際に何をしたのか。それは次回明らかになるのでしょうか。気になります。
<KADOKAWA 2021.12>2022.3.22読了