母の待つ里
浅田次郎
新潮社
2022-01-26


上京して四十年、一度も帰ろうとしなかった郷里で私を温かく迎えてくれたのは、名前も知らない母でした――。
家庭も故郷も持たない人々の元に舞い込んだ〈理想のふるさと〉への招待。
還暦世代の三人が半信半疑で向かった先には、奇跡の出会いが待っていた。

私が読むには早すぎたかなぁと思いました^^;
両親はまだ元気だし、故郷は一応あるし…だからかな。そこまで感情移入が出来なかったんですよね。
うがった見方しかできなかった自分が寂しい奴だなと思いました^^;
東京で生まれ育って故郷がない3人。だから、たまに田舎へ行くのはいいかもしれないけど、住むとかお墓を建てるとかそこまで入り込んだら大変だよ…?なんて思ってしまいました。
でも、赤の他人だったはずなのに年の近い兄弟が出来たような最後の関係はちょっといいなと思いました。

<新潮社 2022.1>2022.3.16読了