我々は、何に魅入られ 何を恐れてきたのか――?
人獣、モンスター、天使と悪魔、妖精、異様な建造物から魑魅魍魎まで――。
一見して奇異で不穏、そしてメッセージ性に富む「異形のもの」の美術作品は、画家の「書きたい」という意志をも凌ぐ「見たい」という大きな需要によって支えられてきた。
それら絵画はなぜ描かれ、なぜ鑑賞者に長く熱く支持されてきたのか。
神への畏れ、異性への恐怖、淫欲と虚栄、人間本性への疑義、薄れゆく信仰心……
描かれた怪の中に人間の本質を読む、「怖い絵」シリーズ著者待望の最新刊!
異形なものが描かれた絵画がテーマ。テーマごとに分けると本当にいろんなものがあるんですね…
天使と悪魔や妖精、人獣などはまだわかりますけど、何か本当に意味が分からない不気味なものも多かったですね^^;語彙力がなくて申し訳ないですけど本当にどう表現していいか分からない(笑)
中でも印象に残ったのは「エル」ですかね。異形のものなのだけど美しくて愛らしいとも思える女性の姿に魅了されました。
本当にいろんな絵画がありますよね…面白いです。
<NHK出版 2021.4>2022.3.13読了
「エル」も良かったですよね〜。
愛らしいと言っていい少女なのに、妙に豊満な肉体、累々と築かれる死体の山の上にしどけなく横座りする姿、そのギャップに惹き込まれました。
他の絵も色々と意味深で、魅力的でした!
https://aosyo6.seesaa.net/article/499382390.html