死臭が食材の匂いに感じる潤平と、分析科学のスペシャリストの風間。今回、ホームレス狩りの現場に残る二つの死香、幼女誘拐事件で漂った緑茶の香りを嗅ぎ解く中、二人の住む高セキュリティーのマンションにまたも不審な郵便物が届く。差出人を追う二人が辿り着いた人物とは!?
11万部突破の大人気シリーズ、第四弾!
死香を探って犯人を導き出すこちらのシリーズ。
シリーズ第4弾ですね。こちらは事件に関われば関わるほど潤平が食べられるものが限られてくるので正直読んでいて辛いというか哀しくなることが多かったのですが、今回はそこまでではなかったですね。風間が潤平が食べられなくなってしまったものも食べられるように研究している成果が出てきたからでしょうか^^
2人の関係性についてはBLと思わなくもない感じですけど(実際風間の姉は多分そう思ってますよね)恋愛でなく人としてお互いにお互いを気遣っているだけのような気もするのでBLではないんだろうなとは思っています。若干ドキドキするようなシーンもありますけど。
今回は途中で潤平の身に危険が及んでいきそうな雰囲気があり、月森がかかわっているのだろうかと思いましたけど、こちらの真相は結構意外な感じでしたね。割と良い方の展開だったと思います。
でも、最後に月森が出てきましたし、協力者の存在も明らかになりました。少しずつ2人に近づいてくるのでしょうね。
次回作も楽しみです!
<中央公論新社 2021.1>2022.2.17読了