司書になった本の虫
早坂 信子
郵研社
2021-11-09


コンピュータ導入による図書館業務の大変化を目の当たりにしてきた著者。近世文化史研究に取り組む中で出会った江戸時代の図書館。時代を突き抜ける著作はその存在なくしては生まれなかった。司書ひとすじの「本の虫」が語りかける全五章。

図書館司書として長年働かれていた著者さんが図書館の資料を通して昔語りをされている本作。
著者さんが宮城県の図書館で働かれていたので宮城にゆかりのある方についての資料のお話が多かったですね。知らない方も多かったです…^^;
そして、東日本大震災の時のことも話されています。
東日本大震災が起きたときのことを、私も覚えています。当時私も図書館に勤めていました。
北海道でも割と揺れたので、利用者さんが不安そうにカウンターに集まっていた記憶があります。
北海道ですらそうだったのですから、宮城だとなおのことですよね。利用者の方々にお怪我がなくて良かったです。記録として読めて良かった思います。決して忘れてはいけない。
司書さんが本を出されるなんて、魔女シリーズの方みたいだなぁと思ったらご本人から打診があったみたいで笑ってしまいました^^図書館司書のネットワークは凄いな…その中に入りたい…

<郵研社 2021.11>2022.2.8読了