北海道・札幌南高校の図書館。ここを訪れる生徒たちは、本を介して司書の先生に自分のことを語り出す。生徒たちの数だけある、彼らの青春と本にまつわるかけがえのない話を綴る。

札幌南高校と言えば北海道で最も偏差値の高い高校というイメージです。
でもスポーツも強くて、私が高校生の時は甲子園にも出場したんですよねー…。
偏差値が高い高校なもんでOB・OGも凄い人(語彙力)が多くて寄贈の品の数々の量と質が凄かったという噂を聞きました。懐かしいですね。
南高校の図書館、どんな感じなのでしょうか。相関図はあったけど実際に中に入ってみたいなーと思いました。この本の中には13人の高校生(卒業生)が登場しますが、皆さん個性的でしたねー。興味を持っているものもそこに興味を持つか!というものも多いし、読まれている本の数々が本当に高校生ですか…?と思うものも多いし、やはり非凡な何かを感じました。
未来ある高校生の無限の可能性を秘めた本だったなぁと思いました。司書さんがその可能性を引き延ばしているような感じもして、素敵なお仕事だなと思いました。
生徒さんたちの積極性も素晴らしくて、こうしていろんなことに探求していきたいなと私も思いました。

<筑摩書房 2017.6>2022.1.28読了