信念はあるか、理想はあるか、胸の底に秘めた怒りはあるか――。
明治維新の功罪を見極めろ!
●主な内容●
◇ 明治維新は「天皇・幕府・大名・武士・庶民」というヒエラルキーの中から幕府と大名を抜いたにすぎない。
◇ 幕府が外国との交渉を急いだのは、東京湾3000 艘の流通を妨害されたから。
◇ 徳川慶喜は「天皇には絶対に逆らえない」という大原則をもっていた。
◇ 江戸無血開城が失敗したら、京都に新政府の首都が出来ていた。
◇ パリ万博に独立国家のフリをしてブースを開設した薩摩藩
◇ 征韓論に火をつけた「八戸事件」は薩摩版藩の謀略!?
◇ 板垣退助の自由民権運動は人事抗争から始まった。

シリーズ第2弾です。
冒頭からなぜ日本の教育は日本史と世界史を別々に学ばせるんだ!と言う抗議から始まります(笑)
試験という概念が無くなって歴史について学び始めると、当たり前ですが日本史と世界史は結びついていることを知ります。別々に習ったら同じ時代に双方が何をしていたのか、分かった方が学びやすいし分かりやすいですよね。
そして明治維新をもっと丁寧に勉強するべきだ!ということも強くおっしゃっていました。
「青天を衝け」を私は1年見たのですが、明治維新について丁寧に描かれていてとても勉強になりました。ドラマが面白かったのは薩摩や長州目線ではなく外からの目線で明治維新をとらえていたこと。なのでとても広い視野で知ることが出来た気がします。明治維新の頃の問題もよくわかりました。
日本の歴史なのだから尚更知っていかないといけないですよね。次回も楽しみにしています。難しいですけども^^;

<潮出版社 2021.7>2022.1.18読了