三途の川べりに佇む<おらんだ書房>では陽気な店主が「人生最後にして最上の一冊」を選んでくれる。カリスマコラムニストから女子高生とラブコメしたい青年まで、未練を残した死者たちは無事に成仏できるのか?

シリーズ2冊目です。今回も年齢性別問わず様々な死者たちが「おらんだ書房」で最上の1冊を求めてやってきます。今回は6人。
最後の2人は店主といばらくんと関係する人たち。あの政治家は何者なんでしょう。前世の記憶を持ちながら転生を繰り返すって辛いような気がする…。いばらくんのような道を選んでしまうような気がするけど…。店主と知り合いなのも不思議ですよね。「松の字」って呼んでましたけど、近松門左衛門と関係ある?ないか?^^;
今回も面白かったです。店主がどうして死者ではないのかっていう謎が明かされていないので次巻も楽しみです。

<文藝春秋 2021.10>2021.12.14読了