ぼくのお父さん
矢部 太郎
新潮社
2021-06-17


ぼくの「お父さん」は絵本作家。ずっと家にいて、一緒に遊び絵を描く。
いつでもなんでも、絵に描く。夕飯に出た旬のタケノコを食べずに、絵に描く。
そしておかずは冷めていく……。
ふつうじゃなくて、ふしぎでちょっと恥ずかしい。ただの変わり者? それとも理想のお父さん?

読みました。本当に面白いお父さんですね(笑)第三者としてこの作品を読んでいたら楽しいですけど、当人たちから見たらたまったもんじゃないですよね。あったかいご飯を食べたいですよね^^
でも変わっているけど、優しそうだし、やっぱり楽しそうです。
お母さんもいい味出してましたね^^このお父さんとお母さんだから良いバランスが取れているんだろうな。
矢部さんの優しさや感性はこのご両親から培われたんだろうなということがひしひしと伝わってきました。

<新潮社 2021.6>