透明な螺旋
東野 圭吾
文藝春秋
2021-09-03


シリーズ第十弾。最新長編。
今、明かされる「ガリレオの真実」。
房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。
失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。
警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。
「愛する人を守ることは罪なのか」
ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。

もうシリーズ10冊目なんですね。
あらすじを読まないで読み進めたので最後にガリレオの真実がいきなり語られてびっくりしました^^;でも、あらすじを読んでいて、真実って何だろう…と思って読み進めていったらちょっと拍子抜けしてしまうかもしれないなぁ。
事件についてはガリレオの頭脳は必要がなかったですね。ガリレオが絡んだのは事件の関係者にガリレオに関わる人がいたから。それでも人間関係が絡み合っていくし怒涛のように物語が展開していくしもったいないと思いつつあっという間に読んでしまいました。
事件自体についてはただただ切なかったなぁ…。こういう人間模様が多いですね…。
罪を償った後にみんなが幸せに暮らせることが出来たら良いな…と思いました。

<文藝春秋 2021.9>2021.12.5読了