出版社に勤める定年間近の俺に、高校時代の恋人から39年ぶりに電話がきた。会ってみると、17歳の時未遂に終わった大阪から南紀白浜へのバイク旅行に、もう一度行かないかという誘いだった。謎めいた仕掛けからラストに至る鮮やかな大どんでん返し。生きるという厳粛な綱渡りをアクロバティックに決めた一大“人生絵巻”。

山田さん初の小説ということを知り読みました。
私、五郎さん好きなんですよねー。アド街とぶらぶらを毎週楽しみに見ているのですが博識でお話が面白くて、五郎さんみたいにオタクを極めて博識になりたい!と思っています^^
私は主人公と同世代ではないので2人の思い出話は分からないことがたくさんありましたが、それでも読んでいてとても楽しかったです。一緒に南紀白浜へ旅をしているように感じました。行ったことないんですよね。結末は何となく予想はしていましたが、良いラストだったと思います。

<幻冬舎 2020.10>2021.10.21読了