
1週間前の今日、観劇しました。前から林君の舞台を観に行きたいと思っていて、今回共演は辰巳君だし、ストーリーもおもしろそう!と思い、先週東京へ行ってきました。感染状況等とても心配でしたが、舞台会場が品川だったので、飛行機での遠征組としては非常に行きやすくて余計な場所へ行かなくて済んだので助かりました。
この1週間ドキドキしていましたが、とりあえず今は元気です。まあこの舞台会場とコンビニとホテルしか行ってないし…あと空港…。
まだ公演中なのでたたみますね。
品川プリンスホテルにこんなホールがあるとは知りませんでした。キャパは150人くらい…?もっと入るかな。状況によって変わりますよね。
昼公演はベンチシート、夜公演は4列目でした。ベンチシートとは何ぞやと思いましたが、会場に設置されているもので全体を見渡せる感じでした。要は1番後ろ。でも会場自体が小さいので全体を見れたのは良かったかな。
人混みを避けるために開演10分前くらいに席に着いたんですけど、ほぼ無音でした。びっくり…多少のささやきはありましたけど、10分間ほぼ無音でびっくり。マナーが素晴らしかったです。特に昼公演。夜はもう少し声が聞こえたけど、でも凄くマナーが良かったと思います。安心して観劇できました。このご時世とても大事なこと。
作品は史実の事件に基づいています。私は今回初めて知りました。
「ローブとレオポルド事件」については少し調べて、パンフレットも読んで舞台を観劇しました。
最初から最後まで「なぜ?」が止まらない作品でした。
お坊ちゃんで軽くて毎日に刺激を求めるローブ。鳥が好きで好奇心が旺盛なレオポルド。
パンフレットで2人も言っていたけど、ローブは今が楽しければいいと思っていて、善悪の感覚が人よりも鈍感というか薄いような気がしました。自分が楽しめれば良くて男でも女でも自分に刺激を与えてくれる人なら寄っていく…みたいな感じかな。
レオポルドはローブのことを強く愛しているのが伝わってきます。狂人という言葉を使うならばレオポルドのローブに対する愛情は少し狂っていたのかもしれない。
ローブは狂人というよりは子供だという印象でした。全部やってしまってから取り返しのつかないことをしたって気付いて。後悔して。それに気づくのが殺人を犯してからというのが恐ろしすぎます。
私も、レオポルドはわざと現場に眼鏡を落としたんじゃないかと思います。あれほど博識で常識を持ったレオポルドが取り乱していたとはいえ眼鏡を落とすなんてことは考えられない。
ローブは自分のものにはたぶんならない。でも同じ罪を犯してもしも死刑ならば一緒に死ねる。ずっと一緒。死なないにしても同じ事件で同じ罪を償うために同じ時間を過ごせる。…とか、思ったのかなーなんて思ったりしたけど、考えすぎかな。でも、実際に被害者を殺害して死体を湿原に処分した時、レオポルドが言った「これでずっと一緒だね。永遠に。」というセリフが強烈で忘れられなくて。ローブと一緒になるためにこの道を選んだのかなって思ってしまったんですよね。
最後にステージの真ん中に置かれた赤いリンゴがとても印象的で。周りは暗い色なのにリンゴだけ鮮やかでそれだけが残っていることにもの悲しさを感じました。
辰巳君の演技は初めて見ました。セクシーで無邪気で子供で、捉えどころのない、でも人当たりの良い、誰からも好かれるローブを見事に演じていました。レオポルドのことを「ベイブ」と呼んで甘やかしたり甘えたりしている言い方にキュンとしたし、判決が出る直前、レオポルドにしがみついて泣きじゃくるシーンにはもらい泣きしました。
林君の出演舞台はオンデマンド配信された『EDGES −エッジズ−』を見て以来かな。真面目でローブに一途で時に冷静で。レオポルドは素直に可愛いと思って見てました。ローブに触れられたとき、ダンスを踊っているとき、キスをされたとき、本当に嬉しそうに幸せそうに微笑むから見ていて切なくなりました。時系列がバラバラに展開されていきましたが、分かりにくいなんてことはなくて引き込まれました。判決直前の回想が2人の出会いのシーンだなんて切なすぎました。レオポルドが恋に落ちる瞬間を見てしまったような。
衣装は割とダボッとしたスーツだったので2人の体躯からしたらもったいないなと思いましたけど、この時代に細身のスーツとか着てたらおかしいですもんね(笑)
2人はなぜ残虐な殺人を犯したのか。それは結局明確な答えは出ませんでした。ローブは刺激的な遊びの延長で悪いという境界がなかったのかなと思います。レオポルドはローブがやろうといったからやったのかなと。2人だけの秘密、2人だけの世界、2人だけの証を作りたかったのではないかと私は思いました。
2人は超人にはなれなかった。でも狂人でもなかったと思います。
2人の演技はもちろん、7人の演者さん皆さん本当に素晴らしかったです。7人しかいないとは思えないくらいでした。
辰巳君が醸し出していたセクシーさ、艶やかさの中に少しでも剛君が入っているのだと思ったら、凄く嬉しいです。
そういえば、昨日9月10日は「ローブとレオポルド事件」裁判の判決が出た日だそうですね。97年前の昨日…。演者さんたちも凄く感慨深かっただろうな…。皆さんのツイートを拝見しました。
どうかどうか無事に最後まで怪我無くトラブル無く駆け抜けていくことが出来ますように…。
観劇できて本当に良かったです。ありがとうございました。
昼公演はベンチシート、夜公演は4列目でした。ベンチシートとは何ぞやと思いましたが、会場に設置されているもので全体を見渡せる感じでした。要は1番後ろ。でも会場自体が小さいので全体を見れたのは良かったかな。
人混みを避けるために開演10分前くらいに席に着いたんですけど、ほぼ無音でした。びっくり…多少のささやきはありましたけど、10分間ほぼ無音でびっくり。マナーが素晴らしかったです。特に昼公演。夜はもう少し声が聞こえたけど、でも凄くマナーが良かったと思います。安心して観劇できました。このご時世とても大事なこと。
作品は史実の事件に基づいています。私は今回初めて知りました。
「ローブとレオポルド事件」については少し調べて、パンフレットも読んで舞台を観劇しました。
最初から最後まで「なぜ?」が止まらない作品でした。
お坊ちゃんで軽くて毎日に刺激を求めるローブ。鳥が好きで好奇心が旺盛なレオポルド。
パンフレットで2人も言っていたけど、ローブは今が楽しければいいと思っていて、善悪の感覚が人よりも鈍感というか薄いような気がしました。自分が楽しめれば良くて男でも女でも自分に刺激を与えてくれる人なら寄っていく…みたいな感じかな。
レオポルドはローブのことを強く愛しているのが伝わってきます。狂人という言葉を使うならばレオポルドのローブに対する愛情は少し狂っていたのかもしれない。
ローブは狂人というよりは子供だという印象でした。全部やってしまってから取り返しのつかないことをしたって気付いて。後悔して。それに気づくのが殺人を犯してからというのが恐ろしすぎます。
私も、レオポルドはわざと現場に眼鏡を落としたんじゃないかと思います。あれほど博識で常識を持ったレオポルドが取り乱していたとはいえ眼鏡を落とすなんてことは考えられない。
ローブは自分のものにはたぶんならない。でも同じ罪を犯してもしも死刑ならば一緒に死ねる。ずっと一緒。死なないにしても同じ事件で同じ罪を償うために同じ時間を過ごせる。…とか、思ったのかなーなんて思ったりしたけど、考えすぎかな。でも、実際に被害者を殺害して死体を湿原に処分した時、レオポルドが言った「これでずっと一緒だね。永遠に。」というセリフが強烈で忘れられなくて。ローブと一緒になるためにこの道を選んだのかなって思ってしまったんですよね。
最後にステージの真ん中に置かれた赤いリンゴがとても印象的で。周りは暗い色なのにリンゴだけ鮮やかでそれだけが残っていることにもの悲しさを感じました。
辰巳君の演技は初めて見ました。セクシーで無邪気で子供で、捉えどころのない、でも人当たりの良い、誰からも好かれるローブを見事に演じていました。レオポルドのことを「ベイブ」と呼んで甘やかしたり甘えたりしている言い方にキュンとしたし、判決が出る直前、レオポルドにしがみついて泣きじゃくるシーンにはもらい泣きしました。
林君の出演舞台はオンデマンド配信された『EDGES −エッジズ−』を見て以来かな。真面目でローブに一途で時に冷静で。レオポルドは素直に可愛いと思って見てました。ローブに触れられたとき、ダンスを踊っているとき、キスをされたとき、本当に嬉しそうに幸せそうに微笑むから見ていて切なくなりました。時系列がバラバラに展開されていきましたが、分かりにくいなんてことはなくて引き込まれました。判決直前の回想が2人の出会いのシーンだなんて切なすぎました。レオポルドが恋に落ちる瞬間を見てしまったような。
衣装は割とダボッとしたスーツだったので2人の体躯からしたらもったいないなと思いましたけど、この時代に細身のスーツとか着てたらおかしいですもんね(笑)
2人はなぜ残虐な殺人を犯したのか。それは結局明確な答えは出ませんでした。ローブは刺激的な遊びの延長で悪いという境界がなかったのかなと思います。レオポルドはローブがやろうといったからやったのかなと。2人だけの秘密、2人だけの世界、2人だけの証を作りたかったのではないかと私は思いました。
2人は超人にはなれなかった。でも狂人でもなかったと思います。
2人の演技はもちろん、7人の演者さん皆さん本当に素晴らしかったです。7人しかいないとは思えないくらいでした。
辰巳君が醸し出していたセクシーさ、艶やかさの中に少しでも剛君が入っているのだと思ったら、凄く嬉しいです。
そういえば、昨日9月10日は「ローブとレオポルド事件」裁判の判決が出た日だそうですね。97年前の昨日…。演者さんたちも凄く感慨深かっただろうな…。皆さんのツイートを拝見しました。
どうかどうか無事に最後まで怪我無くトラブル無く駆け抜けていくことが出来ますように…。
観劇できて本当に良かったです。ありがとうございました。