文豪たちの美味しいことば
山口謡司
海竜社
2021-05-14


本書は、べストセラー『心とカラダを整える おとなのための1分音読』(自由国民社)や『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、またNHKほかテレビ出演でもおなじみの山口謠司先生(大東文化大学文学部教授)が、食・料理・食べ物にまつわる文豪たちの「美味しい」名文を紹介し、解説を加えた“食と文学"読本。
夏目漱石、太宰治、川端康成、永井荷風、小泉八雲、坂口安吾、正岡子規、谷崎潤一郎、檀一雄……などなど、約40名の文豪たちが才筆をふるった食べ物についての名文を堪能することができます。
美味しいものを食べるあの至福のひとときを、はたして文豪たちはどう表現したのか!? 目から鱗の表現、筆舌に尽くし難きオイシさを描写するコトバのチカラ、驚きの語彙を、日本語の専門家・山口先生ならではの文学的・日本語史的な視点をまじえて紐解いていきます。

小説やエッセイの中で書かれている食べものに焦点を当ててその小説家について語られています。
正直、存じ上げない作家さんもいたのですが、いろんな食べ物を堪能しているのが分かって読んでいて面白かったです。同時にその作家さんの生涯についても知れて勉強になりました。
作家さんも本当に、いろんな方がいますね…
作家さんと食のコンセプトの本ってたまに登場しますけど、面白いですね。
著者さんの本は多分初めて拝読しましたが面白かったです。また気になる本があったら読んでみたいと思います。

<海竜社 2021.5>2021.8.30読了