『怖い絵』や『名画の謎』シリーズで絵画鑑賞に新たな視点を提示してきた著者は、芸術を、人を、どのように洞察するのか?
名画との衝撃的な邂逅や、一見穏やかに見える日常から掬い取るおかしみと歓び--。
日常は、虹とトラウマと歓びに満ちている!
中野さんの著書はとても分かりやすくて好きです。
今回もエッセイのようなテイストではありますがちゃんと絵画の写真もありますし、分かりやすい解説も健在でした。
今回も中野節がさく裂していて^^大満足です。
行きたい展示がたくさんあるのですが、今は美術館に行くのが怖くて。
中野さんの作品を読んで美術館に行った気分になっています。ありがたいです。
<文藝春秋 2021.3>2021.8.1読了