できることならスティードで
加藤シゲアキ
朝日新聞出版
2020-03-06


広義の"旅"がテーマとなる、著者初のエッセイ集。
大阪やパリ、スリランカ旅の話から、学校に行く意味を考える「小学校」、2019年7月に亡くなったジャニー喜多川氏との邂逅を綴った「浄土」など、本書の“旅"は、何気ない日常生活から深い思索の底まで多彩。
「小説トリッパー」掲載の14編をまとめ、さらに単行本のための書き下ろしとして、連載と同形式のエッセイ1編とあとがき、および[intermission(小休止)]となる掌編小説3編を収載する。

ずっと読みたいと思っていた初エッセイ本。ようやく読めました。
シゲ先生はよく旅に出ていたんですね。旅に定期的に行く人だったのなら、今のこの状況はもどかしいですよね。早く旅行に行けるようになるといいな…。
と、旅がテーマなのですが私が印象的だったのはおじいさんのこととジャニーさんのことでした。
おじいさんのところは以前テレビで紹介されていたので内容を知っていたのですが、ジャニーさんの話は初めてで、泣きそうになりながら読んでいました。
間に書かれた小説も面白かったです。

<朝日新聞出版 2020.3>2021.4.21読了