ワンさぶ子の怠惰な冒険
宮下 奈都
光文社
2021-02-23


北海道トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。当時、子供たちの妄想犬だった白い柴犬ワンさぶ子が家族の一員に。三人の子供たちは、大学生高校生中学生となり、思春期真っ只中。それぞれが自分の道を歩き始めていく。しなやかに自由を楽しむ、宮下家五人と一匹の三年間の記録。

トムラウシでの生活から月日が流れましたね…上のお兄ちゃんは当時中学生だったのに今は大学生。下のお兄ちゃんは高校生で娘ちゃんは中学生…早い。早すぎる。
宮下家のエッセイを読むのが大好きなのですが^^相変わらず、宮下家とワンさぶ子の生活は素敵で癒されます。私が言うのもおこがましいですけど、お子さんたちが本当にまっすぐに成長されていて素敵です。読んでいても性格が全然違うのが分かりますがそれぞれ素敵。3年間の間に上のお兄ちゃんが家を出て、受験をして、下のお兄ちゃんが家を出て…と環境が変わっていきます。読んでいてもちょっと切なくなります。でもみんなが逞しく生きていてかっこいいなぁと思いました。
下のお兄ちゃん、大学に無事合格して良かったです。でも、去年の事ですよね?入学した年は大変な年になっちゃいましたね。少しはキャンパスライフを味わえたのかな…。
そして娘ちゃんは高校生に。あぁ…TSUKEMENから飴玉をもらった、ちっちゃかった娘ちゃんも高校生…本当に早い。
皆さんがお互いを想い合っているのがひしひしと伝わってきてこちらも優しい気持ちになれましたし、癒されました。また、皆さんに逢えたら良いな。

<光文社 2021.2>2021.3.23読了