たまたま、図書館長。
鳥越 美奈
郵研社
2020-12-16


図書館は人生を豊かにしてくれる場所です。私はそう信じています。そんな私が一生懸命取り組んできた図書館のことについて書きました。そして大好きなドイツへも図書館が導いてくれました。そんな喜びもこの本の中で表現しました。

著者さんが経験された半年間のドイツでの生活、図書館での勤務について。帰国してからの図書館長に任命されてからの仕事について。
言い方が失礼ですが、いわゆる箱入り娘として育って、将来お嫁に行くから働かなくて良いんだと言われている環境で育ったのに、図書館に勤め出してからの著者さんのバイタリティ溢れる働き方に読んでいるこちらも驚きました。フットワーク軽いどころじゃないでしょ。凄すぎます。
右も左も分からない状態でのドイツは凄いですよ。もう凄いしか言えません^^;
一つ一つのお話が短めで読みやすい分もっと深く読みたかったなとも思いました。もっとドイツの図書館について知りたかった気もします。でも、色んな図書館があって色んな働き方があるのだと勉強になりました。帰国してからの働き方もかっこいいです。私の住んでいるところからはなかなか生きにくいところですがいつか著者さんが働かれる図書館に行ってみたいと思います。

<郵研社 2020.12>2021.3.5読了