17人のランナーが語る絆、絶望、奇跡、歓喜。箱根で襷をつないだ人間にしかわからないことがある。
この時期に箱根駅伝関連の本を読んだら泣いちゃいますよね…←
17人の箱根駅伝経験者が箱根駅伝について語っています。最近の方から、レジェンドと言われている方まで年齢が幅広いです。個人的に好きな選手の感想を(笑)17人分だと多いから^^
日体大出身の服部選手の5区の走りは今でも覚えています。前年にシード権を逃し、予選会からのスタート。3年生で主将となった服部選手の5区の粘りの走り。本当に素晴らしかったです。ご自身では2.5代目山の神っておっしゃっているそうです(笑)タイム的にはそうですよね。それでいいと思います(笑)
村澤選手もレジェンドですよね。17人抜きって何?っていう^^;いつも下位からのスタートで可哀想だなぁと思っていたのですが、村澤選手ご自身はそこまで箱根駅伝という大会についてや順位については気負っていなかったんだなと読んでいて思いました。それでも自分が怪我で予選会に出られなくてその時にずっと続いていた出場記録が途切れるというのはつらい経験ですよね。4年生の時の早川選手と村澤選手の80mの並走は今思い出しても泣けます(笑)早川選手は村澤選手に憧れて東海大を選んだと言っていました。その選手にライバルと言われるなんて嬉しいですよね。あーずっと語れる←
中央大の町澤選手も覚えています。ハチマキがやはり印象的でした。中央大の改革期に入学して、その狭間にいた選手たちは本当に可哀相ですよね…。でもそれを乗り越えて今、中央大は強くなってきています。辛い思いをした先輩たちの想いもちゃんと引き継いで後輩たちはいい結果を残してくれるはずです。…って偉そうだな。
第4章の3人は3人とも語りたい!
渡辺監督!!!いらっしゃるの嬉しい。インタビューを読めるのが嬉しい!渡辺監督の現役時代を私はあまり知りません。私の中では本当に伝説の選手というイメージ^^その後の早大の低迷期は凄く覚えています。渡辺監督が監督となって少しずつ早大の成績が上がっていって、大学三大駅伝の三冠を獲った時は本当に嬉しかったし号泣しました。良い選手は良い監督になれないとよく言いますが、それは良い選手が自分が成功したトレーニング方法が良いと固執して選手たちに同じように求めるのが原因だと言っていてなるほどと思いました。選手一人一人に合ったトレーニング方法は違いますもんね。渡辺監督がもう大学の監督に戻ることは無いとキッパリおっしゃっていてちょっと寂しかったですが、監督の解説は分かりやすくて大好きなのでそれは引き続き楽しみにしています^^
そして藤田さん。駒大のコーチになられて大学駅伝の中継でよくお見かけするようになりました(笑)嬉しい。藤田さんの駒大時代も私はあまり覚えていないんですよね…。私が真剣に見始めたのは2000年以降なので…。かつての男子マラソンの日本記録保持者。高校時代はあまり名前は知られていませんでしたが、駒大で大八木監督に出会い、才能を開花させたというお話は別の本で読みました。その二人三脚が監督と選手という関係から、監督とコーチという関係に変わっても、目指すものが同じだということに何だかしびれます。駒大の総合優勝をいい加減見たいです(笑)
上野さん。上野さんの中央大1年生の時の箱根はすんごい覚えています。めちゃくちゃ期待されたスーパールーキーだったのに1区で区間19位の大ブレーキ(笑)いや、笑い事じゃないんですけど。でも結果シード権内でゴールしていて、古豪の強さを改めて感じました。その後の学年は良かったですけどね。3区を走った時、竹澤選手が区間1位で上野選手が2位だった時、怪我をしている人と風邪気味の人が1位2位って凄いですよね^^;竹澤選手が2区の予定が本調子じゃないから3区を走ったというのは覚えていましたけど。今は選手権監督と言う感じでしょうか。いまだに選手としても記録会に出ていて良いタイムを出したりもしているので同世代としては嬉しい限りです。立教大学が本戦出場するところを見るのも楽しみにしています。
あーやっぱり長くなった。これでも抑えたんですよ。
来年2日、3日の箱根駅伝も楽しみです。
<宝島社 2019.11>2020.12.28読了