豪華寝台列車「ななつ星」の旅から生まれた5編の物語と2つの随想
さよなら、波瑠 井上荒野著
ムーン・リヴァー 恩田陸著.
夢の旅路 三浦しをん著.
帰るところがあるから、旅人になれる。 糸井重里著
旅する日本語 小山薫堂著
アクティビティーは太極拳 川上弘美著
ほら、みて 桜木紫乃著
読みたい作家さんがたくさんいらっしゃったので、内容を知らずに読み始めたのですが、「ななつ星」がテーマだったんですね←九州を1周する旅でしたっけ?
7人の作家さんが書かれる5つの物語と2つの随想。どれも本当に面白かったです。
小説はどれも好きだったなー。最初の井上さんの作品、1人称が僕で波瑠の近くにいそうなのに一緒にいるような感じがしないから、きっと姿は見えないんだろうなと思っていました。波瑠さんの最後の気持ちに涙しそうになりました。
恩田さんの作品も「死」が絡んでいましたけど、どちらかというと日常ミステリのほうが強かったかな。叔母が遺した不思議な言葉の意味を考える兄弟。2人とも素敵です。
しをんさんの作品もしをんさんらしかったですねー。女2人旅。とても楽しそうでした。ずっとずっと2人には長生きしてほしいです。
とても人気だしお高いのは承知していますが^^;人生で1度は乗ってみたいなと思った作品でした。
<文藝春秋 2020.11>2020.12.21読了