満月珈琲店の星詠み (文春文庫)
麻衣, 望月
文藝春秋
2020-07-08


満月の夜にだけ現れる満月珈琲店では、猫のマスターと店員が、極上のスイーツやフードとドリンクで客をもてなす。スランプ中のシナリオ・ライター、不倫未遂のディレクター、恋するIT起業家…マスターは訪問客の星の動きを「詠む」。悩める人々を星はどう導くか。美しいイラストにインスパイアされた書き下ろし小説。

タイトルに惹かれて読みました。初読み作家さんです。
ページを開いたら最初に美味しそうなイラストが!メニュー名も素敵!
物語に入る前から一気に引き込まれました。
様々な事情を抱えて思い悩む5人の男女。満月の夜に現れる満月珈琲店でマスターと店員にもてなされ、前を向いていきます。
占いに興味はありますが、西洋占星術をちゃんと知ろうと思ったことはありませんでした。
何だか講義を聴いているようでした。
私も西洋占星術を学んで今の状況が分かって気を付けていれば、変われるのかな…。
5人の男女には一つの共通点がありました。
それが徐々に明らかになり、そういうことだったのか…と納得です。
皆さん明らかに変わっていっている感じが伺えて羨ましかったです。
こんなカフェがあったら絶対に行きたい!

<文藝春秋 2020.7>2020.12.7読了