北海道、小樽。男子高校生のルカは、人間に紛れて暮らすあやかし達が営むパン屋に居候中。自身でもあやかしや霊が視えるようになり、おっかなびっくりの毎日だ。ある日、守り役で狗神憑きの青年・榊の姉が働く水族館へ遊びに行ったルカは、彼女を粘着質に見つめる不穏な女に気付き…。ほか、泣けて仕方がない、あるおばあちゃんとの物語や、都市伝説「テケテケ」にまつわるお話も収録。満腹間違いなしのホラーミステリ第2弾!

最初の「ワスレモノ」おばあちゃんと小樽を巡るのですが街の描写が細かくて実際にある場所だからあぁ、あそこねって分かるのが読んでいて不思議な感じがしました^^;それはこのお話に限らないのですが。どのお話も切なかったですね。ルカが結婚させられた亡くなった女性と何故か急接近しましたけど、今度どうなるんでしょうね。
いじめっ子だった田沼とも何だか良い友達関係になっていってよかったですね。それにしても正体が分かるとただ可愛いだけなやつでした^m^全然怖くない。
相変わらず暗めなルカですけど←渚や榊がいるし、蝶子とのかかわり方も上手くなってきた気がするし、前進はしているんじゃないかな。次も楽しみです。

<KADOKAWA 2018.12>2020.11.17読了