れふぁれんす百題噺 (JLA図書館実践シリーズ 42)
樋渡 えみ子
日本図書館協会
2020-07-04


レファレンスサービスには,知識とスキルの両方が必要です。これは経験を通じて身につけることはできますが,学習で補完するには実際のレファレンス事例に学ぶ方法もあります。本書は,中堅司書とベテラン司書のコンビが,『図書館雑誌』に連載中の「れふぁれんす三題噺」(2006年から10年間)に掲載されたものから100題を取り上げて,コメントを付しました。初めてレファレンスサービスの担当者になった方,一人職場で周囲からノウハウを得にくい方の学習の支援に,さらには図書館利用者の方々にもレファレンスの楽しさを実感していただける一冊です。

図書館雑誌に連載している「れふぁれんす三題噺」を編集して書籍化されたものです。
本当に、色んなレファレンスがあるんだなぁと思いました。いろんな質問があって、その調べ方も多種多様で、司書の方の経験がものを言うのだなと読んでいて感じました。
忍者の本を探していた男の子に忍者とは全く関係のない本を渡した司書の方の思惑に感動しました。昔から知っているからこその信頼関係が司書と利用者の間に生まれていて、羨ましさも感じました。
ググれば何でも答えが出てくると思っている人こそ図書館に行ってほしいなと思いました。

<日本図書館協会 2020.7>2020.11.6読了