創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。トレイを持つ手がいつも小刻みに震えているのに、グラスにたっぷり、表面張力ギリギリで運ぶ「おじいちゃんの特製ミルクセーキ」と、どんなにお腹がいっぱいでも食べたくなっちゃう「おばあちゃんの魔法のナポリタン」が看板メニューだ。その店主の孫である「ぼく」が小学5年・中学1年・大学1年の頃にそれぞれ出会う不思議な事件と、人生のちょっとした真実。
タイトルがとても可愛かったので手に取りました^^
舞台は「純喫茶パオーン」そして主人公はこの純喫茶を営む夫婦のお孫さんです。
好きだったのは中学1年生の「あまのじゃくだな、のっぺらぼう」ですかね。事件の内容がこのタイトルに詰め込まれています^^琉生と圭一郎と小さい頃からずっと仲良しだったのに学校が変わったことで何となく距離が出来て会わなくなって…よくあることではありますけどそれが良いんだか悪いんだかの形で元に戻って良かったです。
3人のお姉さん的存在のゆりちゃんが好きだったな。自分をしっかり持っていて素敵な女性でした。
そしてなによりおじいちゃんとおばあちゃんが素敵です。あ、お父さんとお母さんも素敵。出てくる人みんなが素敵でした。あ、でも圭一郎の策略は私もサイテーだと思います(笑)
<角川春樹事務所 2020.8>2020.10.2読了
私もこれ読みました。
装丁とタイトルに惹かれたのが理由だったのですが、サクサクと読みやすく楽しませてもらいました。
圭一郎の策略は、ちょっとねえ・・・