日々の暮らしの中で我慢しながらも「やらなきゃ」と思って続けてきたこと、友人や夫とのやり取りでもやもやしたあれこれ、1つ1つ棚卸ししてみたら、どんな毎日になっていくんだろう?やめてみることは、自分の気持ちを肯定することでした。大人気の「やめてみた」シリーズ、堂々の完結編です。
暮らしの中でやめたこと、人付き合いでやめたこと、家族の中でやめたこと、どれも思い浮かぶことばかりでした。
特に家族を含めて人間関係って難しいですよね。私も完全にぽんさんと同じようなタイプなのでぽんさんみたいに自分の気持ちを大事にするところは大事にして、意見を言いたいときはちょっと勇気を出して言えるようになりたいなと思います。
旦那様とのお話はどれも素敵でした。ケンカもするけど、お二人はお互いに相手の意見をちゃんと聞いて受け入れようとします。自信を持ったり、自分の意見を伝えたりするのが難しいぽんさんに対してちゃんと自分の意見を伝える旦那様は素敵だなと思いました。
お二人は子どものためでもなく、生活のためでもなく、愛情があるから結婚して、一緒にいる。その言葉になぜかこっちが泣きそうになりました。
友人の結婚式などで同級生と再会するといろんな立場の友人がいます。結婚している人、未婚の人、子どもがいる人、いない人。気兼ねなく話せる相手だからか不躾に色々言う人もいます。それがただ不快なだけではなくて、ぽんさんのように自分が選んだ道が果たして正しかったのかと自問自答をすることになります。
私は結婚願望がないし、子どもが欲しいとも今は思っていません。
でも、人によっては不躾に言ってくる人もいます。(結婚式で登場したおじさんのように妹の結婚が決まった後「妹に先を越されたね」とニヤニヤしながら言ってくる親戚がいましたし)
結婚願望があって子供が欲しい人のように、私にも理由があるんです。
私は20代の頃に酷いパワハラに遭ったため基本的に男性が苦手で信用できません。いまだに低い声も大きな声も苦手で、相手の反応にとても敏感になるため、男性と2人きりなんて多分難しいです。好意を持つ事も多分難しいです。
私は多分HSPなので、自分に子供が出来たとしたら、必要以上に悩んで子どもも自分もたくさん傷つけるだろうと分かっているので子供も欲しくありません。あくまで私個人の意見です。
だからこの本を読んで、自分に合った生き方をこれからも模索しながらもこのまま生きていて良いんだよね、と再確認できた気がしました。私は私なりに私の人生を歩んでいこうと思います。
・・・って、なんだかめちゃくちゃ重たくなりましたね^^;失礼しました。
<幻冬舎 2020.6>