炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか?「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい!小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』が悪魔合体?小説家と劇作家の熱いコラボレーションが実現!
元ネタである「四畳半神話大系」を読んだのでこちらを読みました。ヨーロッパ企画の舞台は見たことがないんですよねー。昔イノッチが出ていましたよね。
「四畳半神話大系」を読んだ直ぐ後に読んで良かったです。出てくる人たちがそのままだったので。関係性も一緒。って、小説版は同じモリミーなんだから当たり前なんですけど^^;
設定はそのままにタイムマシンが登場して、一同が昨日と今日の世界を行き来します。過去を変えてしまったら、未来が変わってしまうことを心配してまともな「私」や明石さんは←何とか未来が変わらないように奮闘します。でも、みんな結局好き勝手やっていたな(笑)
そして25年後の未来からやってきた田村君。彼の秘密にちょっとドキドキしちゃいましたよね。
でも、彼のお父さんが言った「成熟した恋ほど語るに値しないものはない」なんて…ねぇ?1人でニヤニヤしちゃいましたよ。
ドタバタした感じが彼ららしいし面白く読みました。舞台も観てみたかったなー。いつかどこかでやってくれないかなー。
<角川書店 2020.7>2020.8.26読了
四畳半と腐れ大学生とタイムマシン!!
ニヤニヤしながら、怒涛の勢いで読んじゃいました♪
いやホント、みんな好き勝手にやってて、明石さんたちの苦労がしのばれますね(笑)。
せっかく手に入れたタイムマシンの利用法のちっちゃさも、カワイイという何というか・・・。
やっぱりトホホは愛おしいですねぇ。
https://mina-r.at.webry.info/202012/article_1.html