まっくろいたちは、ぶきみな牙がコンプレックス。
そのために孤独だったまっくろいたちは、レストランをはじめました。
やってきたのは、うさぎのお嬢さま。
愛する人のため、できることは?
島本理生と平岡瞳が灯す、森の奥の愛のお話。

恋の絵本シリーズ3冊目です。
主人公はまっくろいたち。ぶきみな牙を持っているために親は自分を捨てたのだと思いひとり寂しく暮らしていました。
孤独だったまっくろいたちはレストランを始めます。
うさぎのおじょうさまがレストランにやってきて、まっくろいたちが顔を見せないことを不思議に思います。
うさぎのおじょうさまのまっすぐな気持ちが素敵でしたし、いたちも勇敢で優しかったですね。
ふたりの最後の姿にほのぼのしました。

<岩崎書店 2020.5>2020.8.1読了