国道食堂 1st season (文芸書)
小路幸也
徳間書店
2020-01-16


お店の中にプロレスのリング?ちょっと田舎にあるけれど何を食べても美味しい食堂“ルート517”。そんな、ちょっと変わった店に通う人々の様々なドラマ。

たくさんの人が登場しますが、全ての人が集うのが国道食堂。
ルート営業の二方将一は高校時代に少しだけ交流のあった元プロレスラーが店主であることに気づく。
店主の本橋十一も二方の事を覚えていた。ここから物語が始まっていきます。
2人に関わりのある人たちや常連さんが交差して大きな物語になっていきます。
軸になっているのは将一の一人芝居と十一の父親のかな。
将一は配置薬ルート営業マンとして充実した生活を送っていた。でも、高校生の時に諦めた夢を思い出し再び動き出す。そこからまた新たな物語が生まれようとしている。なんだかぞくぞくしました。
1st seasonってことは続きがあるんですよね?話が終わっていない人もまだまだたくさんいます。
続編が楽しみです。

<徳間書店 2020.1>2020.6.29読了