七丁目まで空が象色 (文春文庫)
鶏, 似鳥
文藝春秋
2020-01-04


マレーバク舎を新設する事となり、飼育方法などを学ぶ為に、山西市動物園へ「研修」に来た桃本ら楓ヶ丘動物園のメンバーたち。そこでは、桃本の従弟である誠一郎が働いていて、邂逅を喜ぶ二人だったが、園内ではある異変が―。なんと飼育している象が脱走してしまったのだ。象はどうして逃げたのか?待望のシリーズ第5弾!!

ただの飼育員なのに、桃本君始め皆さんはよく事件に巻き込まれますね…。でも皆さん色々特殊能力をお持ちだから見事に解決するんだから凄い。
今回は象の脱走。桃本君の従兄弟も奮闘します。
象の脱走から国を跨いだ問題に発展するとは思いませんでした…更に人間も絡んだ事件まで。
このシリーズは動物が絡んでいるのに、いや絡んでいるからか?結構ヘビーな内容が多いんですけど、今回もヘビーではあったけど今までのよりはまだ大丈夫だったかなと思います^^;
精神的にけっこうずっしり来るんですよね…。面白いんですけど。
桃本君も服部君も七森さんも鴇先生も大好きなので、動物が人間に利用されるの図は嫌ですけどこのシリーズは続いていってほしいなと思います。
そしてやっぱりあとがきが最高ですね^m^

<文藝春秋 2020.1>2020.6.19読了