社長から休暇取得を厳命された爽香は、部下のあやめたちと温泉旅行の計画を立てる。そんな折、恩師・河村布子から相談が。社会人との交際が問題となった生徒・淡口かんなを、旅行に同行させてほしいというのだ。しかし、彼女とつながりのある人々は物騒な事情を抱えていた。爽香の休日は不穏な影に覆われて…。登場人物が年齢を重ねる人気シリーズ。特別短編「赤いランドセル―杉原爽香、十歳の春」収録!

夏に体調を崩して3日間も寝込んだらしい爽香。働き過ぎということで社長から休暇取得を命令されます。でも、それで部下と温泉旅行って休み何だかどうなんだかって感じですけど^^;しかも布子のお願いから中学生の女の子まで同行することになるし、この女の子が知らないところでめちゃくちゃ色んなどす黒い影が蔓延していてなんか大変なことになってるし、爽香はそういう星回りなんですかねぇ。
今回は甥っ子の涼が巻き込まれる形になって、爽香の機転のすごさに驚いていましたね^m^
事件に関してはかんなに怪我が無くて良かったけど、何だか嫌な感じで終わりましたね。追っかけてきた女性も女性だけどこの末路は可哀相すぎます。
にしても読み終えた後にタイトルを見たらちょっとぞっとしますね。
そして最後に爽香10歳の短編集が収録されています。…なんと!びっくり!そういうわけだったんですね〜!!すごーい!!(興奮しか伝わらない)
ネタバレになっちゃうから言わないですけど、ずっと登場しているある人が登場します。こういう出会いだったのか…もう最初の出会い方を忘れてしまったけど爽香の事をずっと知っていたのかな…。
明男と知り合うよりもずっと前から…。明男は本当に優柔不断だからこっちとそのまま付き合って一緒になればよかったのに←
次回も楽しみです。

<光文社 2015.9>2020.3.26読了