上司の身勝手な言動に嫌気がさした瀬沼は、会社を無断欠勤。爽香との打合せにも現れず、職を失ってしまう。リン・山崎が爽香をモデルに描いた裸婦像の公開、病に倒れた兄・充夫一家の生活費…。悩みが尽きない爽香は、瀬沼の女性問題にも係らざるをえなくなる。さらに、部下の久保坂あやめが会社で襲われ…。登場人物が読者とともに年齢を重ねる人気シリーズ。

明男と爽香の関係が何だか暗雲が立ち込めたというか…2人がお互いと想い合っていることに間違いはないと思うのだけど、明男は三宅舞と会っているし、爽香は山崎と会っている。さらに山崎は舞にも近づいている…目的は一体何だろう。
それも気になるけど、また爽香は色々面倒ごとに巻き込まれます。裸婦像の絵は趣味のはずだったのに、大御所の画家たちが勝手に見て勝手に広めて、爽香には身元がばれても我慢してくれとかいうし勝手すぎますよね。
出てくる男たちが昭和感が満載で虫唾が走ります。
爽香が気になるのは分かるけど、お兄さんの家族の支援とかやり過ぎじゃないかなぁと思うのだけど…
瀬沼もなんなんだろう。何で爽香に自分の色恋沙汰や転職について相談するんだろう。バカなの?(すみません)
そして最後…何だろうこの終わり方。次巻で明男は一体どうなっているんだろう…。
気になるけど、何だか読むのが切なくなってきました^^;

<光文社 2012.9>2020.3.8読了