たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。
すらりと背の高いせいらちゃんが働く「バーバーひしおか」は、古きよき香りが漂うレトロな<理髪店>。
小柄な奥さん・ミミ子さんが切り盛りし、素敵に髪を整えてくれますが、店主の旦那さんはのんきに暮らしてばかり。
それもそのはず、旦那さんには思いもよらぬ<裏の顔>があって――

花咲小路商店街のシリーズ。これで何冊目なんだろう。
今回のお店は理髪店。こちらのお店に惚れ込み、頼み込んで住み込みで働いているせいらちゃんの語りで物語が始まります。
理髪店を営んでいるのは親から引き継いでいるミミ子さん。旦那さんは髪を切ったりしません。
でも、旦那さんの家系は由緒あるもので旦那さん自身も鑑定士としての腕を持っています。
時たま来る依頼に手を貸すわけですがその鑑定する美術品がいわく付きな物ばかりで面白いです^^
微妙にリアルな情報を入れ込んでいるので本当にあるものみたいです。
息子さんの桔平さんもなかなかかっこいいですね。
今回はセイさんとミケさんが主に登場するのかな。他の商店街の人もちょこちょこ出てきます。
このつながりが良いですね。
またほかのお店の物語も読めるのでしょうか。楽しみです。
そろそろ商店街の地図と相関図が欲しいなー。

<ポプラ社 2019.12>2020.1.31読了