杉原爽香、二十六歳の春。友人の田端将夫が社長を務めるG興産で、爽香は畠中澄江という女性に出会った。澄江は、十年前、目の前で強盗に先輩を殺され、今もその記憶に苦しんでいた。その事件は未解決となっていたが、新たな事件が発生!事態は爽香を巻き込み、急展開を見せはじめる!登場人物が読者とともに年齢を重ねる画期的シリーズ第12弾。

爽香と明男、田端と裕子、それぞれ結婚に向けて話が進んでいるようですね…。何だかどっちもそれでいいの?と思わずにはいられないんですけども…。田端も何を考えているのやら。
それにしても爽香の兄はたまに出てきたと思ったらただただ厄介ごとを持ち込んでくるだけじゃないですか!
浮気の後は借金かよ!バカかよ!←
10歳も年下の妹に助けられるなんて情けない!
そして今回は10年前の強盗殺人事件がキーとなっています。
澄江という女性が10年間抱えてきた友人を殺されたという記憶。そして自分では気づいていなかった更なる残酷な真実が彼女を待っている…。友人を死なせてしまったという後悔から、きっと最後は一人で子どもを生む決意をするんじゃないかなと思いますけど…。どうなのかな。
爽香と明男の恋路は反対する人もいるけど純粋に温かく祝福してくれる人もいて、幸せですね。
いつの間にか26歳になっていたんですね。次回も楽しみです。
今回はタイトルがキーにはなっていなかったですね^m^

<光文社 1999.9>2020.1.26読了