日本の図書館の革命児「図書館流通センター」(TRC)を育てた前会長が、図書館の過去、今、未来、そして使い倒し方を余すところなく語る。幅允孝、猪谷千香との対談も収録。
著者さんを存じ上げなかったのですがTRCの元会長さんだったんですね。
今まで色んな図書館関係の本を読んできましたが、図書館情報学の教授であったり、自治体職員として図書館に勤務していた方のものが多くて、指定管理者側の方の本はあまり読んだことが無かった気がします。
だからか他の作品と少し観点が違うような気がして面白く読みました。
私はどちらかと言うと環境が変わるのが苦手なタイプです。
自治体はそういう環境を変える事、前例がない事をするのは苦手で時間がかかるような印象です。
だからか、たくさんの新しいアイディアを生み出し、図書館に新規の利用者を増やすために様々な努力をしているという話をたくさん読むことが出来て楽しかったです。
本当に色んな図書館があるんですね…
旅行へ行くとその先にある図書館に行くこともよくありますが私はただうろうろするだけで^^;もうちょっと注意深くみてみた方が良いのかな。でも専門家じゃないからどこをどう見て良いか分からない←
私はやっぱり本が好きで図書館が好きだから、近くに図書館があったら行ってみたいと思うんですよね。
新しい展開が生み出されることはとても素晴らしい事だと思うけど、あまりにも違い過ぎるのはどうかな…といってみた図書館の中には感じたものもあります。
でもそれは一個人の意見であって、その場所はたくさんの人の憩いの場となって利用者が増えてくれたら本好き図書館好きとしては嬉しいなと思います。
幅允孝さんや猪谷千香さんとの対談もとても面白かったです。皆さん図書館が好きで良くしていこうという気持ちがひしひしと伝わってきました。
<平凡社 2019.11>2020.1.23読了