まさか、わたくしの姿がお見えになるんですの?2018年12月28日、ひとりのパリ旅行者が知らない女から声を掛けられる。女の名は、ランバル公妃。フランス革命で虐殺された、マリー・アントワネットの女官長だった。王妃への強い思いゆえ亡霊となった彼女は語り始める。王妃を愛し、王妃に愛された女人たちのことを―。世界中から嫌われた王妃を過剰な愛で綴る、究極の百合文学!

タイトルが気になって読んだのですが、吉川さんはフランス革命の時代の事を色々書かれているんですね。知らなかったです。
イラストもあって可愛い感じだし、ゆりっていうテーマっぽくなっていますけど、内容はがっつりフランス革命で人生を巻き込まれた人たちの事で内容は重たくて。
実家にベルサイユのばらがあるので分かるところもありましたけど、改めて勉強になった気がします。マリー・アントワネットの娘の事とかはあまり知らなかったです。他にも何冊か出されているので読んでみたいと思います。

<新潮社 2019.8>2020.1.19読了