僕達は人間をやるのが下手だ。
38歳の誕生日に届いた、ある騒動の報せ。
何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待ち受けていたものとは?
初の長編小説にして代表作、誕生!!
「変な話だが、自分が小説を書くことになるなんて想像もしていなかった子供の頃から、この物語の断片を無意識のうちに拾い集めていたような気がする」(又吉直樹)
永山も影島もどこか又吉さんを思わせるような雰囲気でしたねー。年齢も同じくらいだし。
若い頃に成功した者、苦労したのちに成功した者。1度成功してもその成功が物語のように永遠に続くわけではない。その成功ですらも素直に喜べない。2人ともとても複雑に物事を考えていて読んでいるこちらは理解できませんでした^^;でも、2人はお互いが考えていることが分かっているようで10年以上会っていなかったのに会ってすぐそんなに深い話が出来る関係というのは羨ましい気もしました。
そこで終わりかと思ったら家族の話も長かったですね。これは原点に返るということだったのだろうか…
父親はひどい父親としか思えなかったけど、お母さんは肝っ玉が据わっているというかこういうお母さんだからお父さんと一緒にいられたんでしょうね。
とても難しい作品でした…。
<毎日新聞出版 2019.10>2020.1.9読了
私もこれ読みました。
>永山も影島もどこか又吉さんを思わせるような雰囲気
そうでしたね。
読んでいる側も、ついつい、彼らに又吉さんを重ねてイメージしてしまう処がありました。
私はデビュー作と、その次の作品は面白く読ませてもらったのですが、本作は・・・難しかったです。
でもまた次の作品もきっと読みます^^
今年は雪が少ないとか・・・
雪まつり、どうなるのでしょうね・・・
https://blog.goo.ne.jp/latifa/e/d308f6cf0eb0923acd39395083557df5