「有川浩」改め「有川ひろ」のエッセイ集“ふたたび”!ペンネーム変更の理由も語られる、エッセイ等41本+小説2編も特別収録。
有川さんのエッセイ!面白く読みました。色々言いたいことがあるので順番に。
有川さんが読まれた本の事が紹介されていたのですが中でも「空想教室」が載っていたのがとてもうれしかったです。実際に札幌に来られた時に書店で気になって購入したのがきっかけだそうで。私もこの本が大好きで、著者さんの事を尊敬していて、いつか講演会に行きたいなぁと思っていたので。嬉しかったなー。
「ミミズクと夜の王」も嬉しかったです。この作品も私は大好きで、ボロボロ泣きながら読んだ本だったので^^有川さんも同じように感動していたことが分かって嬉しかったです。
小説家さんの中には図書館に自分の本を置かないでほしいという人もいますが、有川さんは図書館を推進しているのが嬉しかったです。もちろんベストセラー本の複本を買いまくるのは私も反対ですが。私も図書館で借りて読んで気に入ったら買います。手元に欲しいと思います。いきなり買うのはハードルが高いから図書館で借りてまず読んでみるという手順があっても良いと私も思います。
色んな時事に対しても有川さんは果敢に発信されています。「シアター!2」が出て以降出てないなと思ったのですが、理由があって、更にもう続編は出ないのだと分かって凄く悲しかったです。誰が何を言ったんだ・・・やったんだ・・・
そして今回も児玉さんの事が書かれていたことが嬉しかったです。亡くなられてもう8年も経つんですね。
東日本大震災が起きたまさにその時、児玉さんと有川さんが対談されていたということは以前のエッセイで読んでいましたが、そのことについても少し触れていました。
個人的にV6とオカダの名前が出てきたのが嬉しかったです。有川さんV6のコンサートに参戦したことがあったのですね!有川さんも拝見したかった・・・←
「彼女の本棚」と「サマーフェスタ」も面白かったです。
「彼女の本棚」は最後の女性の台詞にしびれました。あれは凄い殺し文句ですね。これからの2人が気になります^^
「サマーフェスタ」は「県庁おもてなし課」のサイドストーリーだったんですね…
もう読んだのが昔すぎて忘れてしまっていましたが^^;知らずに読んでも普通に楽しめました。というか、有川さんには珍しい切ないお話でしたね…。正社員として働くなら地元には帰ってこれないって悲しい。私が就職活動をしていた時は派遣切りやリーマンショックの時代よりも少し前なので、なかなか決まらないというのはあったけどそこまでではなかったから・・・。有川作品の恋愛模様のじれったさはいつものことですが^m^こういう理由があったからなんだなぁとおもうとまた主人公への感じ方が変わってきますね。ほとんど覚えていないんですけども・・・ごめんなさい。
有川さんの小説の新刊も楽しみにしています。
<KADOKAWA 2019.10>2019.12.9読了
有川さんのエッセイは、パワーをもらえますよね♪
ノリのよさだけでなく、きちんと物事に相対するその誠実な態度、自分もきちんと頑張ろうという気になります。
どうか、ご本人の納得のいく作品を書いてほしい、と思いつつ「そろそろ有川さんの小説を読みたいなぁ」・・・という期待も。いずれ来るその時を、楽しみに待つことにします。
https://mina-r.at.webry.info/201912/article_3.html