星城大学史学科の森田つぐみは、親交のある歴史研究者の森田圭介が邪馬台国の金印発見プロジェクトのメンバーに選ばれたことから、邪馬台国に興味を持つ。卑弥呼が魏から下賜された金印は発見されていないが、この金印が見つかれば、そこが邪馬台国の地として認定されるのだ。そんな折、つぐみのスマホに「金印が見つかった」と、圭介からメッセージが届いた。大好評、女子大生・古代史ミステリー第二弾!

古事記に続いて今度は邪馬台国がテーマ。
邪馬台国の東北説は鯨さんは以前の作品でもおっしゃっていましたよね。読んでいたらなるほどと思うところも多くて興味深いです。その中でアラハバキという神様の話が出てきますがそれこそ東北が舞台の「炎立つ」でアラハバキが登場しました。大河ドラマじゃなくて舞台の方ですけど。観劇した時は神様だということは認識していましたがどういう神なのかということが細かく解説されていたので良い復習にもなりました^^
それでももう少し突き詰めて東北説の核心に迫ってほしかったかなと思います。また、樺太説も気になります。
つぐみのシリーズはまだ続くのでしょうか。鯨さんの歴史ミステリは大好きなのでもっと読みたいです。

<角川春樹事務所 2019.8>2019.10.8読了