のっけから失礼します
三浦 しをん
集英社
2019-08-05


雑誌「BAILA」での連載に、紀州パンダ紀行など、とっておきの書き下ろし5本を加えた「構想5年!」(著者談)の超大作(?)エッセイ集。
タクシーで運転手さんと繰り広げられる面白トーク、漫画や三代目J Soul Brothers への熱き想い、家族との心温まるエピソード……。
ありふれた日常がこんなにも笑い(ときどきほろっと)に包まれているなんて!
当代きっての人気作家、三浦しをんワールドが炸裂する、抱腹絶倒の1冊。

え、このエッセイ「BAILA」で連載されてたんですか…大丈夫ですか…と心配になるくらいに通常運転のしをんさんのエッセイ。今回も楽しみました。
今はだいぶ読むようになりましたが、以前私はエッセイを読むのがあまり得意ではなくて。
でも、しをんさんのエッセイは今も昔も面白おかしく^m^楽しく読んでいます。
エッセイで笑いをこらえるのなんてしをんさんの本くらいですよ。
こういうと語弊があるのかもしれませんが、しをんさんは好きな物にとことん一生懸命好きでいて、それが羨ましいなぁと思いました。好きな物は好きだし、周りが何を言おうと流行が何だろうと私はこれで良いんだ!でも流されるままに流されたら掘り出し物も見つかる。みたいな感じが好きです。説明が分かりずらいと思いますが。
だからしをんさんのエッセイは楽しんで読めるのかな。
ご家族の話も久しぶりに読めて嬉しかったです。弟さんはますますマッチョになられたようで。今回は「おい!ブタ!」という表記が無くて安心しました(呼んでいるんでしょうけども)ご両親も本当に面白いですね〜
また、同じ価値観でお喋りできるお友達がいるのも素敵だなと思いました。もう面白すぎます^^
まだこの連載は続いているようなので、第2弾も楽しみにしています。5年後かな^^;

<集英社 2019.8>2019.8.22読了