化学探偵Mr.キュリー8 (中公文庫)
喜多 喜久
中央公論新社
2019-06-20


理学部の排水から検出された覚醒剤。大学内で撮影された爆破動画。そして研究室で体調を崩す学生、その意外な原因を、Mr.キュリーこと沖野と彼のライバル・氷上が探る、大人気シリーズ第八弾。人気声優興津和幸さん&白井悠介さんの朗読で大好評のスピンオフ「池のほとりに立つ彼女」も収録!

シリーズ第8弾。前回はスピンオフみたいな感じで二人の周りの人たちがメインだったんですよね。
今回は通常に戻って沖野准教授と舞衣のコンビが戻ってきました。
普通に考えて大学の庶務がこんなことしないだろうと思いますけど、わざわざ厄介ごとに自ら進んで立ち向かっていく舞衣はかっこいいと思います。巻き込まれてる沖野もまんざらでもないんだと思うんだけどな。根は面倒見がいい人ですからねー。
ということで今回も様々な事件というか出来事がありましたね。大学が舞台でネグレクトの話が出てくるとは思わず、そこは読んでいて辛かったですが。
最後は前作で登場した信希が登場。朗読か何かされてたんですかね?
ざっくりとしたストーリーしか前回のは思い出せませんが、沖野先生は今も昔も厄介ごとを引き受けてますね^m^現代の信希はどうなっているのかも知りたいです。

<中央公論新社 2019.6>2019.8.20読了