「あなたを愛するために、ここまで来たんだもの」黒い海を越え、呪われた島にやってきた美しい少女、シュガーリア。今は滅びた死霊術師の忘れ形見である彼女が出会ったのは、大罪人の男、ヨクサルだった。彼は無数の罪をその身に刻み、背負う悪魔は、『孤独を力にかえる』という―。「あんた、何様のつもりだ」「わたしはシュガーリア。この世界で最後の…死霊術師の孫娘よ」愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動きはじめる。水銀糖の少女の、命をかけた最後の恋は、滅びの運命に抗うことが出来るのか。

この物語の世界観に入り込むのに時間がかかりました。
シュガーリアの能力、ヨクサルの生き方、読んでも最初は分からなくて。
シュガーリアもどうしてヨクサルに固執するのかもわかりませんでした。島で唯一生きた人間だったからか。それとも悪魔と契約した人間だったからか。
シュガーリアの過去も最初に明らかになっていなかったので、境遇もよく分からなかったし…もったいなかったな。
それでも段々世界観に浸れるようになってきましたし、徐々に2人の過去も明らかになります。
そして更に分かる真実。切なかったです。
最後のイラストが素敵で、自然と笑顔になりました。
この作品は序章のような気がしました。兇盻个討い泙垢發鵑諭
2人に待ち受ける運命はどんなものなのか。そして2人の未来は。これからも楽しみに読んでいきたいと思います。

<KADOKAWA 2018.5>2019.8.7読了