平安ガールフレンズ
酒井 順子
KADOKAWA
2019-05-27


ジットリ紫式部先輩にも、 パリピな清少納言姉さんにも、共感の嵐!
「人が眉毛を抜くときの顔ってなんともいえないよね」と日常を切り取る天才だった清少納言は、歌道の家に生まれ、「私はあえて歌なんか詠まない」と宣言し、随筆で結果を残したロックな女だった――。
『枕草子』の清少納言、『紫式部日記』の紫式部、『和泉式部日記』の和泉式部、『蜻蛉日記』の藤原道綱母、『更級日記』の菅原孝標女。今から1000年以上前に生きた女性たちは、一体どんな悩みを抱え、どのような恋愛をし、いかなる人生を送ったのだろう? 日記や随筆などの作品を読み解けば、彼女たちの性格が手にとるように見えてくる!
【誰とガールズトークしてみたい?】
「あるある」の元祖、女子に人気のリア充 清少納言
ねっとり濃厚な性質、内に秘めるタイプ 紫式部
負けず嫌いな“出家してやる詐欺”美女 藤原道綱母
平安の“中二病”夢みる物語オタク 菅原孝標女
モテと才能に恵まれるも、なぜか不幸体質 和泉式部

昔の方を今風に表現すると何だか印象が変わりますね…良いんだか、悪いんだか…^^;という気もしますが、その人となりを理解するにはとても分かりやすかったです。
特に藤原道綱母と和泉式部はあまり知らなかったので、そういう人だったのね…と分かって良かったです。
誰とガールズトークをしたいかと言ったら私は紫式部かなー…多分性格が似ている気がするんですよね…。
少し前に「歴史秘話ヒストリア」で更級日記を書かれた菅原孝標女の事が特集されていたので復習しているような気分でしたが、こんな風に生きれたら良いなーと思ったりもしました^^
タイプ
更級日記も蜻蛉日記も著者名が全然覚えられなくて。それはその人の名前じゃないからなんですよね。〜の母とか娘(女)とか。この時代は仕方がないのかもしれませんが、だから清少納言と紫式部の突出さが分かります。まあ、このお二人も本名ではないのですが。
面白く読みました。

<KADOKAWA 2019.5>2019.7.9読了